ゴドリス インタビュー
写真家ゴドリスの写真集、「GODLIS MIAMI」が届きました!
70年代のフロリダ州マイアミで撮影された写真を収めたこの写真集、
「寒さで凍えてない?僕の写真集でも見て暖まってよ!」
というゴドリスのコメントの通り、太陽の暖かさが感じられる様な、独特の空気感がある写真ばかりが納まっています。
ゴドリスは昨年秋の写真集発売後にプロモーションでマイアミを訪れ、その後再びフロリダへ赴き、冬休みを過ごしたそうです。
そんなフロリダ三昧なゴドリスに、フロリダのライフスタイル誌「フラミンゴ」がインタビューをし、その記事が1月に掲載されました:
フラミンゴマガジン Famed Street Photographer David Godlis’
Take on a Bygone Era in 1970s South Beach
その中で、前からちょっと気になっていたことが質問になっていました、被写体となっているお年寄りたちの服装です:
インタビュアー: 『写真集の中で、老後をマイアミで過ごす人たちがみんな幾何学模様や花柄、アニマルプリントなどの派手な服に奇抜なサングラスをかけていますね』
ゴドリス: 「(撮影当時1975年頃のマイアミは)ファッション的にも混とんとした時代だったね、でも僕の祖母もその姉妹もみんな
こんな感じの服装だったよ。
70歳にもなるばあちゃんたちが奇抜なプリント柄着ていたのが僕には異様に思えたけど、当時はみんなこんな風に着飾って、
それでビーチに行ってたんだよ。」
インタビュアー: 『マイアミの老人たちが「ヒョウ柄」などを選んだセンスは、この数年後にあなたが撮影したパンクロッカーたちと
似通っていますが、それは何故なのでしょう?』
ゴドリス: 「パンク全盛期(70年代後半)、60年代の古着を扱っているショップに通っている人をいっぱい見かけたよ。
ブロンディのデボラ・ハリーとかが、この写真集の表紙の彼女みたいな服を探しに行くんだ。
古着を若い人たちが着るとなかなかカッコイイ時があるけど、特にその古着が奇抜だと尚更良かったりするんだよね。」
なるほど!マイアミ老婦人たちのちょっと時代遅れで奇抜なファッションが、それから数年後には流行が一回りしていて、
ニューヨークで最先端ファッションになった、ということでしょうか。
ゴドリス撮影の一連のストリート写真は、撮影当時のファッション事情が判る資料としても興味深いかもしれませんね!