ラモーンズデビューアルバム、カバー写真秘話
ラモーンズのデビューアルバムのカバー写真。
写真家ロベルタ・ベイリーの代表作であり
彼らのイメージを全世界のロックファンの心に焼き付け、
パンクスタイルの方向性を決定づけたともいえる一枚。
ニューヨークのMoMAに永久所蔵され、有名ロック誌の
人気アルバムカバー100選にも選ばれているこの写真。
でも元々この写真はカバー用に撮影されたものではなく、
レコード発売以前から彼らに注目し記事を書いていた
パンクマガジンの為に撮影されたものだったのです。
＊当時ロベルタはパンクマガジン専属のカメラマンでした。
大切なデビューアルバム、良いカバーにしようとラモーンズは
「プロの写真家」を高額で雇いましたが結果は散々。
そこで既にパンクマガジンに掲載されていた写真を使わせ
てもらおう、という話になったのです。
因みに当時撮影に居合わせたジョン・ホルムストロムに
よると「何とかカッコ良い写真を撮ろうと、やんちゃでしかも
シャイなラモーンズを取りまとめるのが大変だった」そうです。